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イスラエル空軍 第107飛行隊(107 Squadron) は、イスラエル航空宇宙軍で3番目に戦闘機を運用した飛行隊である。別名としてナイツ・オブ・ザ・オレンジ・テイル(The Knights of the Orange Tail Squadron)、またはライオンヘッド・スコードロン(The Lion Head Squadron)とも呼ばれる。 == 歴史 == 第107飛行隊は1953年1月に、第101飛行隊を補佐する戦闘機飛行隊として第105飛行隊に続いてラマト・ダヴィド空軍基地に編成された。編成時の装備機はスピットファイアMk.IXで、これは同じ頃に第101飛行隊、第105飛行隊にも配備されていた。しかしながら翌1954年3月には第107飛行隊は解散し、配備されていたスピットファイアは第105飛行隊に移管された。 1962年2月になって、第107飛行隊はミラージュIIIへの運用機種変更のため一旦解隊された第117飛行隊から移管されたグロスター ミーティアF.8、グロスター ミーティアFR.9を運用する飛行隊としてラマト・ダヴィド空軍基地で再編成された。1964年になると、第107飛行隊の運用機種はウーラガンに更新され、ミーティアF.8/FR.9は第110飛行隊に移管された。 1967年の第三次中東戦争では、第107飛行隊はウーラガンを運用しエジプト軍の航空基地への対地攻撃任務に従事し、この戦争中に計475回の出撃を行い損失はわずか3機であった。第三次中東戦争後、第107飛行隊は再度解散し、装備していたウーラガンや人員は、当時ウーラガンを運用していたもう一つの飛行隊である第113飛行隊に合流する事になった。 1971年2月になって、第107飛行隊はF-4E"クルナス"を運用する4番目の飛行隊としてハツェリム空軍基地で再編成された。この時の飛行隊長は第101飛行隊在籍時にミラージュIIIで敵航空機8機撃墜の記録を持つであった。第107飛行隊のF-4Eは垂直尾翼をオレンジ色に塗装していたため、本飛行隊は"ナイツ・オブ・ザ・オレンジ・テイル"のニックネームで呼ばれる事となった。 第四次中東戦争の勃発した1973年10月には、第107飛行隊はシナイ半島南端のオフィラ空軍基地(現在のシャルム・エル・シェイク国際空港)に駐留していた。10月6日にエジプト軍による奇襲の報が入ると第107飛行隊は迎撃体制に入り〔、オフィラ空軍基地に向かってきた計27機の航空部隊を2機のF-4Eで迎撃し、空中戦で計7機のエジプト空軍機を撃墜した。この時の4人のパイロットは戦後そろって勲章(Medal of Distinguished Service)を授与され〔、後にこの航空戦はと呼ばれるようになった。また、これらのパイロット中には、後に計14機を撃墜しイスラエル空軍トップエースの一人となったアミル・ナフミが居た〔〔。また同じ日には、第107飛行隊の別のF-4Eが機関砲でエジプト軍のMi-8ヘリコプター5機を撃墜し、この機の2名の乗員もエースパイロットとなっている。〔cieldegloire.com Shlomo Egozi 〕〔cieldegloire.com Roy Manoff 〕。 10月13日には第107飛行隊はシリアのサイカル空軍基地の攻撃に向かい、翌14日にはタンタのエジプト軍航空基地の攻撃に向かった。これらの戦闘でもアミル・ナフミは敵航空機を撃墜しており、第四次中東戦争終了時には7機撃墜を記録してイスラエル空軍のF-4トップエースとなっていた。また、飛行隊長のもこの戦争の前後にF-4Eで4機を撃墜し、総撃墜数を12機としていた〔cieldegloire.com Iftach Spector 〕。この戦争後、1978年から1980年まではアミル・ナフミが第107飛行隊の飛行隊長を務めた〔〔。 第107飛行隊はこの後もF-4Eの運用を続けていたが、2005年7月にF-16I Sufaを運用する飛行隊に再編された〔globalsecurity.org 107 Squadron - Knights of the Orange Tail 〕。再編当初は他のF-16Iを運用する飛行隊と同じラモン空軍基地を拠点としていたが、現在は再びハツェリム空軍基地に所属している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第107飛行隊 (イスラエル空軍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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